#水族館ガール
#木宮条太郎
・
#あらすじ
市役所で同じ仕事を3年間淡々と続けてきた嶋由香は、突然の人事異動で市立水族館へ出向となった。
右も左も分からないまま出向先の『アクアパーク』にやってきたが、資格も経験も知識も無い自分はどうやら歓迎されていないらしい。
配属されたイルカ課の先輩、梶はしょっぱなから「対等の意識がないと、名前では呼べない」とすげなく、チーフは絵に描いたような頑固親父。
最初は個々のイルカの識別すら出来ずに苦戦していた由香が、悪戦苦闘しながらそれでもめげずに頑張る青春お仕事コメディ。
#感想
ライトな本を読みたくって手に取ってみた。
元々水族館は好きだし、爽やかなお仕事ノベルというのも良い。更に可愛い動物が出てくるなら、これは間違いない!
王道の、いきなり畑違いな職場に異動になったと思ったら、職場の人たち好意的じゃないしクセ強すぎだし私やることないし…
手は荒れるしネイルも出来ない。もう、素敵な彼氏が欲しいのに!
私、この先どうなっちゃうの〜?!
てかんじの話でした。
身も蓋もないかんじの書き方ですが笑
私としては、職場の生き物達の豆知識なんかが出てくるのが楽しかった。
繁殖期、イルカの鼻の使い方にはちょっと引いたけど…
それより由香が見る下ネタレベルの夢が、ちょっとね(汗
これは男の人が書く女の子だな〜、とつくづく思った。リアリティというか、あんまり共感要素が無い。
恋というより、なんか性欲ばっかり先走ってるし。
こんな可愛い表紙で、どんな感想だよ!
さて、ラノベ感は否めず(そもそもライトな本が読みたかったから間違えてはない)色々言いましたが、可愛い生き物の意外な生態が知れたり、失敗したり邪険にされてもメソメソせず割とあっけらかんとした由香ちゃんは読んでいて気持ち良かったです。
人気作品のようで2巻以降もあるらしい。
気が向いたら読んでみてもいいかなー。