#ワルツを踊ろう
#中山七里
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#あらすじ
外資系金融会社で順風満帆な社会人人生を送っていた溝端了衛。人生設計の青写真を描き始めた頃、リーマン・ショックにより全てが崩れ落ちてしまう。
高いプライドと残り少ない預金を持って帰郷した了衛は、地域に溶け込むべく様々なアイデアを思いついては実行する。しかし田舎の悪しき習癖はそれを拒否し、孤立した了衛は徐々に追い詰められていく…
#感想
中山七里さんの本領が発揮された一冊。
目の付け所は悪くないのに、主人公の脇の甘さ間の悪さが最悪の事態へと繋がっていく。転落していく様は残酷で、想像を超えたスプラッタぶりには爽快感さえ覚えます。
ミステリ要素もしっかり。一冊読んだらお腹いっぱいなのに、中山七里作品はまた味わいたくなる中毒性が高い。
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