#ダレン・シャンⅡ
#若きバンパイア
(#ダレンシャンⅡ)
#DarrenShan
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#あらすじ
▼ダレン・シャン1作目についてはコチラ(* 'ω')ノ
『ダレン・シャン』-ハリーポッターが陽なら、これは陰のファンタジー作品! - にゃんこくらげの読書日記
クレプスリーによって半バンパイアになってしまったダレンだが、人間であることにこだわり、ガンとして人の血を飲もうとはしなかった。
もう一つダレンを苦しめたのは、友だちが出来ないこと。見かねたクレプスリーは、ダレンにサーカス団"シルク・ド・フリーク"へ入ることを提案する。ダレンはここで、蛇少年のエブラと人間の男の子であるサムという友だちを得ることになる。
こうして充実した日々を送るダレンだが、人間の血を飲まないことで体力はみるみる落ちていき、やがては死すらも意識するように…
半バンパイアである少年の苦悩と、過酷な運命の第2巻!
#感想
子どもの頃に読んだ時には気付けなかった、クレプスリーの優しさ。小説の中に限ったことでは無く、大人が良かれと思って子どもを導こうとすることは当たり前にある。実際成長してから、その道が"正解"であることに気づくことも少なくない。
でも、子どもも意固地になっているから反抗するのではなくて、理由があって大人からの導きに頷けない時があるんだよね。それも、自分でも理由がよく分からなかったり、口では上手く説明出来なかったりするから、余計に分かってもらえなくてイライラして、衝突して悲しい目に合う。
それに、いつも理由がある訳じゃなくて、ただの大人への反発という場合も多々あるから見分けがつかなくて余計に厄介!
ダレン・シャンを読んでいるとそういうシーンをよく目にする。「あぁっ、そこは大人の言うことを聞いてれば…(´;ω;`)」とヤキモキするし、人によってはイライラすると思う。でもそれが幼少期というものだし、ていうことはダレンはとてもリアルな少年の姿だということになる。
とても衝撃的な回で辛い思いをするけど、ダレンはまだ小さい。運命を乗り越えて幸せになる力をつけられることを願うばかり。