#孤狼の血
#柚月裕子
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#あらすじ
広島の呉原東署に赴任された新米刑事の日岡は、ベテラン大上の元につく。大上の強引な捜査に戸惑うものの、暴力団との付き合い方を学んでいく日岡。ところが金融会社の社員が失踪した事件を皮切りに、危うく保っていた暴力団同士の派遣争いの均衡が崩れる。
プライドが火花を散らすハードボイルド。
#感想
暴力団同士の抗争
男だらけのハードボイルド…
どちらかというと苦手ジャンルっぽいな、という印象でしたがオススメされたので着手。そしたらもう、止まらなくなり一気に読了。メンズがまたカッコいいんだ!
私は一ノ瀬派。
えー?まぁ確かにぃ?彼、ちょっと冷たいとこもあるんだけどぉ
筋通してるっていうか〜
・・・
はい。キモいですね、すみません。
よくある、古いやり方を続けるベテランとそれに反発する若手コンビ、というものでは無いのが良い。日岡くんは黙って従うんですよね、大上さんに。なんでも反発すれば良いってもんではないんですよ。
古参の人っていうのは、ある程度その道の知識や経験を積んでるもの。それには敬意を払い、まずはよく見てみる価値がある(多かれ少なかれだけども)。
コメディーならエンタメとして過剰なフィクションもありなんだけど、ハードボイルドに警察や暴力団という特に上下関係に厳しい世界を描くなら、郷に入っていただきたい。そこら辺の違和感が一切ありませんでした。素敵。
ほんまに作者、女性かい?!